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香川 連覇達成弾!MVP級の活躍でビッグクラブ争奪戦激化

[ 2012年4月23日 06:00 ]

ゴールを決めクロップ監督と喜びあうドルトムントの香川(左)

ブンデスリーガ ドルトムント2-0ボルシアMG

(4月21日)
 日本代表MF香川真司(23)のドルトムントは21日、ホームでボルシアMGに2―0で勝利し、2季連続8度目のリーグ優勝を決めた。

 1―0の後半14分に今季13点目を挙げた香川は、欧州各国リーグではセルティック(スコットランド)で3連覇したMF中村俊輔(33=現横浜)に続く日本人2人目の連覇を達成した。ドイツ全国紙ビルトによる今季平均採点はリーグ全体で1位。シーズンMVP級の活躍で、欧州ビッグクラブによる争奪戦は激化しそうだ。

 試合終了を告げる笛が鳴ると同時に、途中交代していた香川はベンチ前から全力でダッシュした。ピッチ中央で歓喜の輪に飛び込み、うれしそうにビールをクロップ監督にかけた。

 昨季は右足骨折で離脱し、立ち会えなかった優勝の瞬間。「最高。試合中も泣きそうになったくらい。本当に幸せですね。いろんなことがこみ上げてきた。充実した、苦しいこともあった、本当に素晴らしい1年だった」。8万人を超えるサポーターの前で大きな日の丸をまといながら喜びを爆発させた。

 勝てば優勝が決まる大一番。今季13点目となる自らのゴールでダメを押した。1点リードの後半14分。速攻からペナルティーエリア左に走り込んでパスを受けると、GKを左足ワンタッチでかわし、すかさず左足でシュート。自らの理想とするGKを抜く形でのゴールに「タイミングをずらして打とうと思ったら、うまくいった」と自画自賛だ。

 注目される去就について香川は「ここから自分でしっかり決めたいと思います」と明言を避けた。契約延長のオファーを受けるか、V2を置き土産に新天地を選ぶか。マンチェスターU、チェルシー、ACミランなどビッグクラブが獲得に動いていると報じられる中で、その決断に日本だけでなく欧州でも注目が集まりそうだ。

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2012年4月23日のニュース