×

CロナV奪回弾!レアル“クラシコ”制し4季ぶり優勝を確信

[ 2012年4月23日 06:00 ]

決勝点を決めたRマドリードのC・ロナウド(左)

リーガ・エスパニョーラ レアル・マドリード2-1バルセロナ

(4月21日)
 首位レアル・マドリードは21日、2位バルセロナとの“クラシコ”を2―1で制し、残り4試合で勝ち点差7として4季ぶりの優勝に前進した。

 客席を埋めた9万9252人。今季最多動員の敵地をC・ロナウドが黙らせた。追いつかれて3分後の後半28分、速攻から決勝点を突き刺した。

 「残り4試合で勝ち点7差は快適。(敵地)カンプ・ノウの勝利で記録を更新できて凄くハッピーだ」と背番号7。宿敵からV奪回を確信させる勝利は新たな記録を生んだ。89~90年にレアルが残した107得点のチーム最多記録を109に更新した。

 積極的なプレスでペースを握った。強いフィジカルで前半17分に右CKから先制点。失点しても相手の隙を突き返した。堅守が軸で「守備的」と批判されるが「攻撃的」と称えられる相手を12得点上回る新記録。C・ロナウドも41得点で並んでいたメッシを突き放してリーグ記録を更新した。

 加入3年目で公式戦のクラシコは過去1勝4分け7敗。敵地の勝利は今回が初だ。客席の激しい敵意も「ブーイングは気持ちが高まる。答えはピッチで」と強調する男には最高の環境。これまでのうっぷんを晴らした。

 25日は欧州CL準決勝第2戦でバイエルンMと対戦。第1戦は1―2で敗戦も「自信になった」とC・ロナウド。バルサとの再戦もあり得るCL決勝へ、弾みをつけた。

 ▽エル・クラシコ スペイン語で「伝統の一戦」を意味し、スペインではRマドリードとバルセロナの対戦を指す。フランコ独裁政権時代(39~75年)の政治対立も反映されて強いライバル意識が存在。屈指の強豪対決はテレビ視聴者が世界で5億人とも言われ、今回は31カ国から報道関係者780人が取材を申請。

続きを表示

この記事のフォト

2012年4月23日のニュース