×

Cロナ スパイク盗まれた!そしてチームの勝ち点も…

[ 2012年4月19日 06:00 ]

バイエルンMに敗れ、厳しい表情で引き上げるC・ロナウド

欧州CL準決勝第1戦 Rマドリード1―2バイエルンM

(4月17日)
 17日に1試合が行われ、レアル・マドリードは敵地でバイエルン・ミュンヘンに1―2で敗れた。1―1の終了間際にドイツ代表FWマリオ・ゴメス(26)に決勝点を決められた。試合前にはレアルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(27)のスパイクなどがロッカーから盗まれていたことが発覚。1点目の失点ではオフサイドを指摘する声もあり、怒りが募る結果となった。第2戦は25日に行われる。

 レアルが鬼門で今季CL11戦目での初黒星を喫した。過去のCLで1分け8敗と圧倒されていた敵地のバイエルンM戦で悪い相性を示すように後半45分に失点。公式戦でも20戦ぶりの敗戦だった。

 敗れたとはいえアウェーゴールを挙げての1点差。ホームの第2戦は1―0の勝利でも突破が可能なだけにモウリーニョ監督は「ネガティブな感情はない」と平静を装ったが、不満はあった。

 会場に着くと、ロッカーで異例の事件が発生。スパイク6足とユニホーム3枚がなくなっていることが判明した。試合当日の午前中に用具係が準備。選手到着までに盗難に遭ったとみられ、指揮官は「残念。ベルナベウ(レアル本拠)ではあり得ない」と吐き捨てた。

 中でもエースのC・ロナウドは3足が被害。スペインでは「ロナウドはリュックサックに4足目を携帯していた」「新品を履いた」などと報道が錯そうしているが、この日はアシストを記録した一方で精彩を欠いたことも事実だ。こだわりが詰まったプロフェッショナルの用具だけに影響がなかったとは言い切れない。

 さらに前半17分に先制を許した場面では相手MFがオフサイド・ポジションにいた。ボールに触らずファウルは取られなかったが、CKのこぼれ球を蹴り込まれたGKカシージャスは目の前にいたグスタボに関し「視界を遮った」と指摘。ボールに触らなくてもプレーに関与すればファウルとなるだけに「オフサイドだった」と訴えた。

 21日には国内リーグで勝ち点4差の2位バルセロナと優勝の行方を占う直接対決。心身ともに負担が大きい大一番が続くが「ここに戻って来られると楽観している」とモウリーニョ監督は言う。決勝会場はこの日の会場アリアンツ・アレナ。最多記録を更新する10度目の優勝へ、後がない第2戦で真の力が試される。

続きを表示

この記事のフォト

2012年4月19日のニュース