松波ガンバ初勝利!ルーキー阿部の“プロ1号”逆転弾

[ 2012年4月15日 06:00 ]

<G大阪・川崎F>後半40分、決勝ゴールを挙げた阿部(右下25)らイレブンと抱き合う松波監督

J1第6節 G大阪3-2川崎F

(4月14日 万博)
 G大阪はホームで川崎Fに3―2で勝利した。2点を先制される苦しい展開から中沢、佐藤のゴールで追いつき、後半39分にルーキーMF阿部浩之(22)が“プロ1号”の逆転弾。松波正信監督(37)に嬉しいリーグ戦初勝利をプレゼントした。

 まるで優勝したかのような手荒い祝福がこの試合の、そしてここまでの苦闘を物語っていた。後半39分。G大阪に今季リーグ戦初勝利をもたらしたのは大卒新人・阿部のプロ初得点だった。

 「もう頭が真っ白。左足にボールが来たんで左足で打っただけです」

 前半早々に2点のビハインド。瞬間的とはいえ札幌を下回り、00年4月8日以来の最下位に転落した。漂う重いムード。阿部が投入されたのは1点差に迫った後半22分だった。「負けている場面だったし、得点に絡むことを意識してプレーしました」。直後に自身がつぶれ役となって同点ゴールを演出。「早い時間帯で追いついて“あるかな”と思った」。その予感通り加地からの右クロスを左足で沈めて、大逆転勝利のヒーローとなった。

 「雲の上」。そう謙遜(けんそん)する“ライバル”がいる。大阪桐蔭時代の同級生で、プロ野球・日本ハムの4番に座る中田翔。高校時代からスターだった中田からは「トレーニング内容とかは違うけど意識の部分は学ばせてもらった。刺激をもらえる部分はあった」という。

 加茂周元日本代表監督が指揮官を務めた関学大では4年時に関西1部リーグ得点王に輝くなど、高い得点力を誇る。「またチャンスが来たら得点を取りたい。もっとやらないといけない」。遠藤や今野ら経験豊富な選手がそろう中、新人が導いた劇的勝利。この1勝は大きい。 

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