多摩川クラシコはＦＣ東京が勝つ！森重が決勝点

＜川崎Ｆ―ＦＣ東京＞後半、決勝ゴールを決め、ルーカス（右）と抱き合って喜ぶＦＣ東京・森重

　Ｊ１第５節最終日は８日、川崎市等々力陸上競技場で１試合が行われ、ＦＣ東京が１―０で川崎Ｆを下した。後半に退場者を出しながら、終盤にＣＫから森重が決勝点を決めた。勝ち点１３の仙台が首位に立ち、１２の広島が２位、ＦＣ東京が３位で続く。

　ＦＣ東京は退場者を出して１０人で迎えた後半４２分、右ＣＫを森重が頭で決めて決勝点を奪った。守勢一方だったが、少ない好機をものにした。歓喜を爆発させたポポビッチ監督は「１０人でも守備ラインを下げず、つないで攻めた。これがＦＣ東京と証明する一戦だ」と胸を張った。ＣＫを蹴った石川が「納得いくボールが蹴れた」と話せば、森重は「本当にいいボールが来た。合わせるだけだった」と右隅に決めた。
　チームの底力を示した大きな１勝。同監督は「自分たちのスタイルを変えず、力を最大限に出せば結果が出ると言い続けてきた。それが現実になって、選手も自信がつくと思う」と誇った。