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闘莉王不在も底力証明!名古屋 ACL初勝利で首位浮上

[ 2012年4月4日 06:00 ]

<名古屋・天津>2点目を決めた名古屋のFW玉田(右)

ACL1次リーグG組 名古屋3-0天津泰達

(4月3日 天津泰達)
 今年初のそう快な勝利だった。天津に乗り込んだ名古屋は前半24分に藤本の技ありループで先制すると、後半4分には玉田が同28分には永井がそれぞれ速攻からゴールを決めて突き放す。ACL1次リーグ初勝利で首位へも躍り出た。

 数々のマイナス要素にさらされていた。開幕から状態が上がらず、公式戦6戦2勝止まり。3月31日のアウェー大宮戦では激しい風雨のなかで1―1ドローで終えると同時に、DF闘莉王の腰痛発症という代償も払ってしまった。大宮戦から中国への移動を挟み中2日で迎えたこの日はその大黒柱が欠場し、左サイドバックにはDF阿部に代わって石櫃が先発する変則態勢を強いられた。

 しかし、立ち上がりからイエローを連発する相手のラフプレーを鮮やかに受け流して逆に底力を証明。勝利の瞬間、何度も歓喜のガッツポーズを繰り出したストイコビッチ監督は「アウェーでこの結果に満足しない監督はいない。我々のスタイルを発揮し、素晴らしいパフォーマンスを見せられた」と胸を張った。アジアとリーグの2冠を狙うグランパスがようやく本気を出し始めた。

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