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未来のなでしこ育てよう!川澄出身地の大和市が専任担当

[ 2012年4月2日 18:26 ]

大和市スポーツ課の女子サッカー支援担当となった元日本代表GKの小野寺志保さん

 神奈川県大和市は4月からスポーツ課内に女子サッカー支援担当を新設し、同市職員で元日本代表ゴールキーパーの小野寺志保さん(38)ら係長以下3人を配属した。

 文部科学省スポーツ振興課によると、市町村が個別の種目を支援する専任担当者を置くのは全国でも珍しい。2日に業務を始めた小野寺さんは「女子サッカーと地域に恩返しできる場をつくっていただきうれしい。ロンドン五輪のときはパブリックビューイングをやりたい」と抱負を語った。

 市によると、同市で育った川澄奈穂美選手や、市内のチームに所属していた上尾野辺めぐみ選手ら現日本代表「なでしこジャパン」には市ゆかりの選手が多い。支援担当は今後、市内の女子サッカークラブを支援したり、小中学生の大会を開催したりして、地域スポーツの振興をはかる。

 小野寺さんは大和市出身で、1995年から日本代表として五輪やワールドカップ(W杯)に出場。昨年4月に市が採用し、国際舞台での経験や人脈に期待して担当に抜てきした。

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2012年4月2日のニュース