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永里 夫の名前入りスパイクで米国戦“ラブパワー”弾狙う!

[ 2012年3月31日 06:00 ]

<なでしこ合宿>練習相手の仙台育英の選手と競り合う永里(手前)

なでしこ合宿

(3月30日 宮城県)
 4月1日にキリンチャレンジ杯で米国と対戦するなでしこジャパンは30日、宮城県内で仙台育英高の男子選手と練習試合を行った。レギュラー組で2トップの一角に入ったFW永里優季(24=ポツダム)は万全の準備で大一番に挑む。米国戦では、夫・大儀見浩介氏の名前が刺しゅうされたスパイクでプレーし感謝の思いを込めたゴールパフォーマンスも披露する予定。“ラブパワー”でロンドン五輪のライバルを撃破する。
【メンバー 試合日程】

 永里はドイツでリーグ戦とチャンピオンズリーグを戦い、厳しい日程が続いているため練習試合では、佐々木監督の配慮で1本目のみに出場した。「一番きつい時かな」と疲労も感じているが、「いろいろ積み上げてきたものが形になり始めた」と米国戦、ブラジル戦に向けての手応えも深めている。

 その自信はゴールパフォーマンスのアイデアにも表れている。アルガルベ杯で話題を呼んだピッチ上でのパフォーマンスに話が及ぶと、ちょっと照れた顔で宣言した。

 「いろいろ、(宮間)あやと(アイデアを)考えてますよ。新しいものでもないんですけどね」

 同杯では、初めて夫でメンタルトレーニングコンサルタントの大儀見氏の名前「KOSUKE」が刺しゅうされたスパイクを履いた。すると初戦のノルウェー戦で同点弾。その時にすぐに宮間が近寄り、スパイクを拭くパフォーマンスを披露した。アップ中に宮間が提案して実現したもので女子では、珍しいゴールパフォーマンスだった。

 「うれしかったみたいですよ」と日本でテレビ観戦していた夫もそのシーンを見て大喜びだったという。スパイク効果もあり、同杯では2得点と活躍。夫からは大会後に「頑張ったね」と初めて褒めてもらった。

 大儀見氏は米国戦は仕事の都合で観戦に来られないが、ブラジル戦には駆けつける予定。W杯、アルガルベ杯と初戦でゴールを決め、チームを勢いづけたエースは、今度もラブパワーで米国を叩く。

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