45歳カズ J2最年長出場も完敗「全くうれしくないね」

[ 2012年3月26日 06:00 ]

<横浜FC・甲府>後半途中出場の三浦(左)に山口新監督が声を掛ける

J2第5節 横浜FC0―2甲府

(3月25日 ニッパ球)
 元日本代表MF山口素弘新監督(43)が初采配を振ったJ2横浜FCは甲府に0―2と完敗した。右足首捻挫で出遅れていたFW三浦知良が後半32分から今季初出場。自身の持つJ2最年長出場記録を45歳28日に更新したが、新記録と新監督の船出を勝利で飾れなかった。
【試合結果】

 カズが新たな金字塔を打ち立てた。後半32分、逆襲の切り札としてピッチに送り込まれた。45歳28日でのリーグ戦出場はもちろんJ2最年長記録。だが「全くうれしくないね。それが本音。試合に負けて15分しか出ていない。自分自身の足りなさを感じる」と言い放った。圧倒的な勝利への執念。その姿勢はプロ生活を始めた26年前と少しも変わっていない。

 2月28日の練習で右足首を捻挫した。全治4週間と診断されながら、2週間で全体練習に合流し周囲を驚嘆させた。カズは「準備でやることは何十年も変わってない」と言うが、簡単なことではない。毎日、誰よりも早く練習場に来て準備する。体重計に乗らなくても、朝起きた時に体重を100グラム単位で把握することができる。最年長記録も驚異の回復も徹底した自己管理のたまものだ。

 現役時代、日本代表、横浜FCで一緒にプレーし、多くの時間を共有してきた山口新監督の初陣。0―2の劣勢の中、トップ下で起用されると、指揮官の期待通り終盤には2度の好機もつくった。それでも「軸となるコンセプトをはっきりさせたい。監督も代わったし、まだ時間と練習が必要」。試合後は単独最下位という現実を直視した。

 逆風の中、始動した45歳の新シーズン。カズは「先発で出てチームの勝利に貢献しないと自分では全然納得できない」と新記録に沸く報道陣にくぎを刺した。スタメンを勝ち取り、新監督と勝利の喜びを分かち合う日まで、これから何度、最年長出場記録を更新しようとキングは笑わない。

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