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大久保絶好機外し不発「攻撃の形がないよね」

[ 2012年3月25日 06:00 ]

<神戸・FC東京>後半、ドリブル突破を試みるも倒される大久保

J1第3節 神戸0-2FC東京

(3月24日 ホームズ)
 現時点での成熟度がそのまま結果として表れた。FC東京と対戦した発展途上の神戸は少ないチャンスをモノにして老かいに試合を進めた天皇杯王者に総合力の差で敗れた。

 好調の大久保だったが、前半44分の絶好機を外してしまう。後半ロスタイムには敵陣ペナルティーエリア内で倒されたが笛は鳴らず、試合後はキャプテンマークを叩きつけて不満をあらわにした。「攻撃の形がないよね。お互いカウンターみたいな形になったけど、相手の方が数が多かった。(味方が)上がって来てくれないと、前でシュートを打つのは難しい」と悔しさを押し殺した。

 クラブ初の開幕3連勝はならなかったが、着実に進歩の跡は見せた。伊野波がボランチに入ったことでボール支配率が向上。北本が右脇腹を痛めて後半2分に交代するまで新布陣は機能していた。「相手に決定機を与えることも少なかったし、あとは精度の問題」と野沢は進歩を口にした。

 初の敗戦でもショックは少ない。不安要素は北本のケガの程度ぐらい。新生ヴィッセルは、ぶれることなく前へと進んでいく。

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2012年3月25日のニュース