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神戸 FC東京戦でクラブ初の開幕3連勝挑む

[ 2012年3月24日 07:35 ]

 またひとつクラブの歴史を塗り替えるチャンスだ。2連勝中の神戸は23日、同じく無敗のFC東京戦(24日、ホムスタ)を前日に控え、紅白戦などで調整した。負傷離脱していたFW吉田孝行(35)とDF高木和道(31)のリーグ戦初先発が濃厚。FW田代をのぞいた新戦力組4人がスタメンに名を連ね、クラブ初の開幕3連勝に挑む。

 クラブ史上初の3連勝に向け態勢が整った。この日の紅白戦で吉田と高木が主力組に合流。20日のナビスコ杯・鹿島戦(カシマ)で復帰し試運転を果たした2人が、24日のFC東京戦でリーグ戦初先発することが濃厚となった。

 もちろん実力派2人の加入自体が朗報だが、チームへの波及効果はそれだけには止まらない。開幕2戦でセンターバックに入っていたDF伊野波が、高木の復帰を受けてボランチでプレーすることが可能となった。

 高い身体能力を誇る日本代表DFは、中盤の底で相手の攻撃の芽をつぶすとともに正確なパスで攻撃の基点となることもできる。「ボランチが軸にならないといけない。いろいろサポートしていきたい」と意図を口にする。中盤の4人中3人が代表経験者となることで、今シーズン目指している攻撃サッカーの実現に大きく前進した。

 相手はヴィッセル同様に2連勝中と好調で、何よりも迫力ある前線が特長。誰もが強敵と認める昇格チームでも、逆にそこに付けいるスキがある。和田監督は「相手が前がかりで来る分、チャンスは広がる」と攻略法をイメージ。今季2得点のFW大久保も「向こうは前がいいけど、後ろのリスク管理がない。撃ち合いになりたいね」と不敵に笑う。序盤戦の天王山を攻め勝って首位再浮上をもくろむ。

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2012年3月24日のニュース