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札幌FW前田 浦和戦前に不敵な笑み「やるサッカー分かっている」

[ 2012年3月23日 13:15 ]

トリッキーなシュートを放つ前田

 J1札幌のFW前田俊介(25)が24日の浦和戦(札幌ドーム)へ闘志を燃やした。浦和のペトロヴィッチ監督は広島時代の指揮官。さらに1つ年下の日本代表DF槙野、MF柏木ら元広島組も在籍している。普段は口数の少ない前田は「ここで勝たないと。でも柏木や槙野とやるのは楽しみ」と不敵に笑った。

 ここでやらなきゃ、どこでやる。広島ユース時代から天才と呼ばれ、プロ1年目の05年からレギュラーに定着。しかし06年途中からペトロヴィッチ監督が就任すると状況が一変する。ドリブルと自由なプレーが持ち味の前田は、指揮官の構想から外れ出場機会が激減。07年6月に大分へ移籍した。直接対決は09年6月3日のナビスコ杯(大分対広島)以来。「もう何もない」と言葉こそ少ないが「やるサッカーは分かっている」と話した。

 札幌・宮の沢の紅白戦では主力組の1トップに入り、先発が濃厚。居残りでシュート練習も行うなど準備は万全だ。「周りがどれだけ(前田を)サポートできるか」と石崎監督は期待を寄せる。「結果を出せば褒められる。ダメだったら叩かれる。いい結果を出して、ずっと褒められたい」と前田。その左足で浦和を打倒した時、真のエースの称号を手にする。

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2012年3月23日のニュース