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C大阪のU―23代表トリオ 今度は打倒G大阪

[ 2012年3月17日 06:00 ]

笑顔いっぱいで体を動かすC大阪の(左から)丸橋、高橋、清武、ソアレス監督

 大阪の雌雄を決する一戦に、勢いに乗るC大阪の3人がピッチに立つ。14日のバーレーン戦で五輪切符をつかみ取った関塚ジャパンの清武、山口、扇原が、この日から全体練習に合流し主力組でプレー。集まった多くの報道陣に清武は「あんまりプレッシャーかけないでくださいよ」と笑いながらも、ダービーへ徐々に気持ちを高ぶらせた。

 「ガンバは選手が替わって不安な部分もあるだろうけど、ヤットさん(遠藤)や今野さんとかすごい選手がいる。自分たちのサッカーをして、やられないようにしたい」

 エースにとって“リベンジ”の舞台にもなる。昨年12月の天皇杯準決勝・FC東京戦では、今野率いる相手DF陣に完封され0-1で敗戦。レヴィー・クルピ前監督のラストマッチとなり、試合後は人目をはばからず号泣した。今季、今野はG大阪へ移籍。この日本代表DFを攻略しなければ、ゴールは見えてこない。

 その清武が「タカと螢ぐらい気合を入れないと…」と話したように、ジュニアユースからC大阪で育ってきた山口と扇原はダービーへの思いは強い。長居でのリーグ戦でG大阪に勝ったのは01年10月13日が最後と11年近く白星から遠ざかっている。「ここをひとつの分岐点にできれば。ひっくり返しておかないといけない」と山口。G大阪戦は初体験となる扇原も「遠藤選手とやるのは楽しみだけど、負けない気持ちでやりたい」と力を込めた。

 日本代表のザッケローニ監督が視察に訪れる一戦。この日の練習場には「ダービー=絶対勝利」の横断幕が掲げられるなど、サポーターも相手を強烈に意識している。ホーム開幕戦を今季初白星で飾るためにも、五輪トリオがG大阪に引導を渡す。

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2012年3月17日のニュース