Ｇ大阪　ＭＦ倉田が大阪ダービーで移籍後初のベンチ入りへ

Ｊ１第２節 Ｇ大阪―Ｃ大阪

（3月17日 長居）
　Ｇ大阪ＭＦ倉田秋（２３）が大阪ダービーでメンバー入りする見込みとなった。期限付き移籍していたＣ大阪から、今季３年ぶりに古巣復帰となった倉田は移籍後初のベンチとなる。

　２月の練習試合で痛めた左ひざ過伸展外傷による後関節包損傷のリハビリ中だった同月下旬、後十字靱帯（じんたい）を損傷。合流が遅れていたが、非公開だった１５日の紅白戦でプレーし、完全復活を印象付けた。

　チームはＡＣＬ１次リーグ浦項戦（６日）、リーグ開幕・神戸戦（１０日）と２連敗。「アグレッシブさがない。全体の動きも少ない」とスタンドで悔しさを感じていた。同じ釜の飯を食った同僚との１戦が復帰初戦となるが、「泥臭くやらないと。勢い付けて何かを変えたい。何でも良いから勝ちたい。勝たなヤバいっしょ」と楽しみよりも危機感を口にする。

　システム変更に選手の入れ替えなどＣ大阪戦でもテコ入れは確実。方向性を失いかけているセホーンガンバにとって、昨季リーグ３３試合１０得点を挙げたテクニシャンが帰ってくるのは大きい。