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チェルシー 逆転で8強決めた!崖っ縁ベテラン勢が気を吐く

[ 2012年3月16日 06:00 ]

2点目のゴールを決めたチェルシーのDFテリー(左)

欧州CL決勝T1回戦第2戦 チェルシー4―1ナポリ

(3月14日)
 2試合が14日に行われ、チェルシーが延長の末に2戦合計5―4でナポリを下し、2季連続8強を決めた。これで準々決勝に進出する8クラブが決まり、16日に準々決勝以降の組み合わせ抽選が行われる。

 延長の死闘を制し、1―3で敗れた第1戦から逆転8強。DFテリーは「チェルシーとは何かを示せた」と力を込めた。

 崖っ縁のベテランが気を吐いた。故障から復帰2戦目の31歳は延長前半8分で無念の交代となったが、1―0の後半2分に右CKからヘディングで追加点。1点を返されても33歳のMFランパードが2戦合計4―4で延長に持ち込むPK弾を決め、延長前半15分には34歳のFWドログバがイバノビッチの決勝弾をアシスト。先制点に続く活躍で躍進ナポリを退けた。

 04~05年シーズン以降で3度のプレミア制覇を支えてきた主軸トリオも衰え、今季は故障以外での先発落ちも経験。影響力が強いベテランの不満分子が4日のビラス・ボアス監督解任に一役買ったという報道もあった。しかし、これに「ナンセンス」と反発したテリーを中心に闘志あふれる戦いぶりで意地を見せた。

 「欧州でこのメンバーで戦うのは今季が最後になるかも」とテリー。08年CL決勝でマンチェスターUにPK戦で敗れるなど苦楽を共にした“黄金世代”の奮闘が、初優勝への夢をつないだ。

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