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長友「信じられない」ロスタイムに消えた8強

[ 2012年3月15日 06:00 ]

<インテル・ミラノVSマルセイユ>終了間際に失点し、ぼう然と立ち尽くす長友と、座り込むスタンコビッチ

欧州CL決勝T1回戦第2戦 インテル・ミラノ2-1マルセイユ

(3月13日 ジュゼッペ・メアッツァ)
 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(25)が終盤の失点に泣いた。マルセイユとのアウェー第1戦に0―1と敗れて迎えたホーム第2戦に左サイドバックでフル出場。試合は2―1で勝利したものの、後半ロスタイムに1点を奪われたのが響いた。2戦合計2―2ながらアウェーゴール規定により敗退した。

 延長突入目前の悪夢だった。後半30分に先制して2戦合計1―1で迎えたロスタイム。相手GKのロングボールをDFルッシオが目測を誤ったのか後方にそらし、FWブランドンに決められた。

 「信じられない。最後に決められたのは残念でしようがない」と長友。その後にPKで勝ち越して2戦合計2―2としたが、アウェーゴールの差で無念の敗退となった。

 第1戦もロスタイムに失点。「この2試合は今季を象徴している。ついていない」とラニエリ監督。逆転突破へ失点が許されない中、長友は「気持ちの入った守備はできた」と守備重視の指示を徹底も、及ばなかった。

 国内リーグ7位で無冠が決定的。CL出場圏の3位浮上も難しい。それでも長友は「この負けから何かを学んで次につなげることが一番大事」と強調。世界一のサイドバックになるまで、サムライの挑戦は終わらない。

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2012年3月15日のニュース