清武 半年ぶり先発…A代表専念へ“五輪切符置き土産”

[ 2012年3月14日 06:00 ]

バーレーンとの決戦を前に、公式練習で軽快な動きを見せる清武(左奥は酒井)

ロンドン五輪アジア最終予選C組 日本―バーレーン

(3月14日 国立)
 U―23日本代表は14日にロンドン五輪アジア最終予選バーレーン戦(国立)を迎える。負傷明けで追加招集となったMF清武弘嗣(22=C大阪)は、13日の前日練習で軽快な動きを披露し、右MFでの先発出場が濃厚。引き分け以上で五輪出場となる一戦を最後に当面はA代表に専念するエースは、勝利で決めることを約束。昨年11月に誕生した第1子の名前を記したスパイクを履き、大一番のピッチに立つ。
【予想スタメン メンバー C組日程&順位表】

 ようやくこの舞台に帰ってきた。清武が関塚ジャパンの公式戦に出場するのは、昨年9月21日の五輪最終予選マレーシア戦(ベアスタ)以来、約半年ぶり。「いよいよだなという感じ。凄くいい雰囲気だし、相手よりいいプレーをして気持ちで負けなかったら大丈夫。先制点を取れれば」。はやる気持ちを抑えながら、五輪切符が懸かる一戦へ淡々と意気込みを口にした。

 左腓腹(ひふく)筋挫傷が癒えたばかりとあって、今回は追加招集で合流した。ただ、入念に調整を重ねてきたこともありコンディションは万全に近い。冒頭だけの公開となったこの日の練習では軽快な動きを披露。関係者によると、非公開練習では主力組の右MFに入ったもよう。引き分け以上で五輪出場が決まる一戦に、エースが先発出場することが濃厚となった。

 日本サッカー協会は、ロンドン五輪まではA代表の日程を優先させることを明言している。清武はザックジャパンでも地位を確立しており、当面はU―23日本代表を離れることが基本線となっている。5月23日からフランスで開催されるトゥーロン国際大会も、W杯アジア最終予選(6月3日開幕)の事前合宿と日程が重なるため参加できない方向。それだけに、この一戦で五輪切符を決めること がエースの置き土産となる。

 大一番に向けて足元にも思いを込めた。今季開幕から使い始めたスパイクの右足には、昨年11月に誕生した第1子の長男・真俊(しゅん)くんの名前をアルファベットで刺しゅうした。左足にはこれまで通り、真梨子夫人の「MARIKO」という文字。パパになってから初めて迎える代表の舞台へ、何よりも家族を愛する男にとってこれ以上のパワーはない。

 「相手より走って、自分たちのサッカーをするだけ。実力では負けていないし、あとは気持ちをどれだけ出せるか。勝って決めるだけ」

 U―20W杯に出られなかった世代が、ようやくつかもうとしている世界切符。引き分けで決めるという考えは毛頭ない。最終戦を勝利で締めくくり、ロンドンへの道を切り開くことが至上命令だ。最愛の家族の力とともに戦う清武が、決意を胸に関塚ジャパンの攻撃陣をリードする。

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