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沢 再検査で「めまい症」と判明、13日にも練習復帰

[ 2012年3月13日 06:00 ]

帰国後の再検査で「良性発作性頭位めまい症」と診断されたなでしこジャパンのMF沢

 INAC神戸は12日、体調不良を訴えていたなでしこジャパンのMF沢穂希(33)が関西の病院で再検査を受け「良性発作性頭位めまい症」と診断されたと発表した。

 めまいを訴えた人の20~40%はこの病気に当たり、自然治癒が基本。今回もめまいが治まり次第、復帰できる見通しとなった。

 7日まで行われた国際招待大会アルガルベ杯(ポルトガル)では決勝など2試合を「体調不良」という理由だけで欠場。さまざまな臆測を呼んでいたが、ようやく病名が判明した。三半規管内で浮遊物が動くことが原因のめまいで、一般的に1週間から長くても1カ月程度で完治。INAC神戸の広報によると、発症した原因は不明だが、医師からは「めまいがなくなったら運動しても大丈夫」と言われたそうで、投薬治療などは行わない。

 ポルトガルでの検査では原因がはっきりしなかったため、9日の帰国時もノーコメントを貫いた沢だが「めまいはあるけれど、体自体は元気で“早くサッカーをやりたい”と言っていました」(同広報)と軽症にホッとした様子だという。早ければ13日にも練習に復帰する。

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2012年3月13日のニュース