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久保不発も…京都、今季初勝利!原が移籍後初得点

[ 2012年3月12日 06:00 ]

<京都・千葉>前半30分、ドリブルからシュートを放つ久保

J2・第2節 京都2―0千葉

(3月11日 西京極)
 J2は11日、11試合が開催され、京都は千葉に2―0で快勝。2月にザックジャパンに初招集されたFW久保裕也(18)は不発に終わったものの、後半15分にMF中村充孝(21)が先制点を奪うと後半45分には途中出場のFW原一樹(27)が移籍後初得点。今季初勝利を飾った。

 2試合連続で無得点に終わったが、流れを一変させたのは18歳エース・久保だった。一方的に押し込まれる展開だった前半31分、センターサークル付近でパスを受けるとドリブル開始。3人のマーカーをもろともせず、右足で放った強烈な25メートルシュートはバーに直撃した。そこからムードが一変。ペースを奪い返し、後半の2得点につなげた。

 「きょうはオレの日じゃなかったすね。得点を決めたかったけど、勝てたので良しとします」

 後半20分にも中村のパスから左足でバー直撃のシュート。A代表にも呼ばれた“逸材”は堅守の千葉守備陣にとっても脅威になり続けた。それでも自身への不満を隠さないところが生粋のストライカーらしい。「ここから(調子を)上げていきます」とふてぶてしく笑った。

 12日には故郷・山口県から越境し、3年間通った立命館宇治高の卒業式。卒業生代表して卒業証書を受け取ることになっている。「良い3年だった」と久保。“卒業祝い”となる得点は次戦・熊本戦(西京極)で挙げる。

 <新人選手ら募金活動>東日本大震災からちょうど1年がたったこの日、試合前に震災で亡くなった人たちへ30秒の黙とうが捧げられた。またスタジアム周辺では京都新人DF高橋ら5選手とU―15所属選手が募金活動を行い、31万7004円の義援金が集まった。募金活動は3月中に開催される本拠地戦計3試合全てで実施する予定で、全額が寄付される。

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2012年3月12日のニュース