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実質最後のチャンス 高瀬 2戦連発で五輪メンバー入り目指す

[ 2012年3月7日 07:56 ]

決勝前でもリラックス!練習を終えピースサインする(左から)川澄、田中、熊谷

アルガルベ杯決勝 日本―ドイツ

(3月7日 ファロ)
 女子サッカーのなでしこジャパンは7日、FIFAランク2位のドイツとの決勝戦に挑む。先発出場が濃厚な米国戦のヒロイン、FW高瀬愛実(21=同)が力強くゴール宣言した。

 佐々木監督は5日の米国戦後、「(決勝は)あまり出ていない選手を使いたい」と控え組を多く含むメンバー構成で臨むことを示唆。前日練習では、主力組のDFに宇津木や有吉、MFに伊藤や木龍、FWには高瀬と菅沢が入った。米国戦で決勝弾を叩き込んだニューヒロイン、高瀬も先発が浮上。「きのう流れをつくったので流れに乗っていきたい。ゴール、いきたいですね」と2戦連発を宣言した。

 五輪メンバーは現在の21人から18人に絞られる。W杯でも、昨年9月の五輪最終予選でも結果を残せなかった高瀬にとって、今大会が実質最後のチャンスだった。

 米国戦で待望のゴールを決めたとはいえ、同年齢の菅沢も2戦目のデンマーク戦で代表初ゴールを記録。サバイバルは激化の一途をたどっているだけに、2戦連発でのアピールは五輪メンバー入りへ好材料になる。

 練習後は、いつもの笑顔を浮かべながらも「せっかくここまで来たから勝ち切りたい。チャンスをもらえたら結果を残したい」と鋭く目を輝かせた。

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