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W杯4バック再現!抜群の連係で米国を完封!

[ 2012年3月6日 06:00 ]

アルガルベ杯<日本・米国>モーガンの突破に食らいつく(左から)岩清水、鮫島、熊谷らDF陣

アルガルベ杯1次リーグ最終戦 日本1-0米国

(3月5日 ファロ)
 なでしこジャパンは今大会で初めてW杯優勝の最終ラインがそろい、安定した守備で米国相手に完封劇を演じた。前半29分、ゴール前に押し込まれた場面では、鮫島が体を投げ出してシュートをブロック。「W杯は前半押されたので(試合の)入りを意識した。無失点に抑えたことが良かった」と笑顔をのぞかせた。

 順調な仕上がりとは言えない中、抜群の連係でカバーし合った。守備陣をリードする岩清水は1月の自主トレ中に右足首を負傷。2月の女子代表候補合同合宿を辞退したものの、2日のデンマーク戦で復活のフル出場。試合前、米国戦に向けて「(W杯では)勝ったというよりやられたという感じしかない」と話し、練習中はもちろん宿舎でもミーティングを重ね攻略法を模索してきた。2月29日のノルウェー戦で右足首を痛めた鮫島もデンマーク戦を欠場したが、その影響を感じさせないプレーでチームをけん引した。

 後半は米国の猛攻に耐える時間が続いた。米国は絶えずサイドから2トップにクロスを供給。モーガンやワンバックに代わって入ったルルーらがスピードを生かして、ペナルティーエリアへの進入を許したが、最後まで集中力は切れなかった。「得点の後、最後もう一回締めようと話して、守り切れて良かった」と鮫島。全員で守り抜き、終了間際の決勝弾を生み出した。

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2012年3月6日のニュース