×

シュート打て!ザック監督「縦への意識改革」着手

[ 2012年3月6日 06:00 ]

今季のJリーグなどについて語る日本代表のザッケローニ監督

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が「縦への意識改革」に着手する。5日に都内のJFAハウスで取材に応じた指揮官は、0―1で敗れた2月29日のW杯予選ウズベキスタン戦に触れて「バイタルエリアでフリーな場面がかなりあったのに、シュートを打たずにパスを選択していた」と指摘。「今後もそのことは繰り返し言うし、意識付けするような練習をしていく」と改善に取り組むことを明言した。

 就任から約1年半。イタリア流の縦に速いサッカーを植え付けてきたが「まだ私が思い描くところまで到達していない」と言う。日本サッカーについて「エリア外のシュートよりコンビネーションでエリア内に攻め込むのが好き」と分析しており「この特徴は維持すべきだが、改善すべき点もある」と強調。その改善すべき点が、ゴールに直結する縦への意識だ。

 「世界と戦うためにはコンビネーションプレーと縦へのプレーを50%、50%にまで持っていく必要がある」とザッケローニ監督。斜めのパスで相手を揺さぶるバルセロナを手本に「コンビネーションサッカー」と「縦サッカー」の融合を進める方針だ。

続きを表示

2012年3月6日のニュース