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宮市 香川&長友との最強トライアングル弾決める!

[ 2012年2月29日 06:00 ]

さあ最年少弾で1位突破だ!ウズベキスタン戦に向けた練習でボールを追う宮市(右)と香川

 サッカー日本代表は29日、W杯アジア3次予選最終戦でウズベキスタンと対戦する。C組首位を懸けた一戦では注目のスピードスター、FW宮市亮(19)が左サイドでのデビューが濃厚。エースMF香川真司(22)、サイドバックのDF長友佑都(25)と「黄金のトライアングル」を形成しザックジャパンの左サイドを活性化する。

 日本中の期待を一身に集め、快足ウイングが地元で国際Aマッチのピッチに立つ。公式練習を終え、宮市は言った。「A代表のユニホームはやっぱり特別。自分の良さを出して、それで勝つのが一番。見えやすい形としてはゴールですよね」。英国プレミアリーグの強豪ボルトンで先発の座を射止めようとする19歳は堂々と言ってのけた。

 デビューは終盤、ジョーカーとして投入されることが濃厚だ。宮市の起用について、アルベルト・ザッケローニ監督(58)は「起用するならサイド、香川は真ん中もできるから」と明言。その場合、香川が左MFからトップ下に回る。後方には不動の左SB長友も構える。ピッチの左サイドは「黄金のトライアングル」が形成される。

 試合前日、宮市は思い切った行動に出た。ピッチ上で独特のオーラを放つ香川、そして長友の元に自分から歩み寄り、あいさつした。「お会いしたのは初めて。率直に言ってミニゲームしただけでもうまい」。日頃からプレーをイメージしてから試合に入るタイプだ。「裏に抜ければ、いいパスが出てくる。特徴を出しやすい。どんどん要求していきたい」

 19歳と77日。金田喜稔氏の国際Aマッチ最年少得点記録(19歳119日)更新にも期待が懸かる。「ブラジルW杯も目標の一つ。世界を見ても僕らの年代が活躍してる。その仲間入りを果たしたい」。1人暮らしの英国では料理にはまり「得意料理?いっぱいです」と笑う19歳がウズベキスタンをどう“料理”するか。欧州から逆輸入のスピードスターがいよいよベールを脱ぐ。

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