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クラブでも結果を!斎藤 J開幕戦で勢いつける

[ 2012年2月24日 06:00 ]

羽田空港に到着した斎藤

五輪アジア最終予選C組 日本4-0マレーシア

(2月22日 クアラルンプール)
 マレーシア戦で初先発初ゴールを決めた斎藤学(横浜)が、J1で結果を残し、関塚ジャパンに元気を運ぶ。23日夜、羽田空港で解散した新戦力は、その足で同僚のDF比嘉とともに関係者の車に飛び乗り、チームが合宿を行っている静岡に直行した。「開幕まで時間がないのでアピールしないと。あすからやりますよ」と疲れを見せずに、クラブへ気持ちを切り替えた。

 関塚監督の抜てきに応えた。最終予選でベンチ入りすらなかった男が、22日のマレーシア戦で初出場がいきなりのスタメン。攻撃的MFが次々と負傷離脱した危機的状況をMF原口とともに救った。3―0で迎えた後半15分、MF扇原のシュートを相手GKがはじいたところに詰めて左足で押し込んだ。「ラッキーだったけどゴールはゴール。結果を残せたのは大きい」

 次の照準はJ1初得点だ。昨年は期限付き移籍したJ2愛媛でリーグ3位の14得点をマーク。鋭いドリブル突破からゴールを量産して、当時J2湘南の反町監督(現J2松本監督)から「愛媛のメッシ」と称された。ただ、横浜ではまだリーグ戦無得点。2季ぶりのJ1舞台で成長した姿を披露する。「次はマリノスでやらないと始まらない。ポジションを獲らないと」。3月14日のバーレーン戦に出場するためには、クラブで結果が必要なことは自覚している。3月11日のJ開幕戦で昨季王者・柏から記念のJ1初ゴールを奪えば、これ以上ないアピールとなる。

 ◆斎藤 学(さいとう・まなぶ)1990年(平2)4月4日、神奈川県生まれの21歳。小学生から横浜の下部組織に所属し、08年にトップチームに昇格する。昨季は期限付き移籍でJ2愛媛でプレー。今季から横浜に復帰。05年にU―15日本代表に選出され、07年のU―17W杯にも出場。血液型A。1メートル69、64キロ。

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2012年2月24日のニュース