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大迫、バーレーン戦の出場アウト…五輪王手も大きな痛手

[ 2012年2月24日 06:00 ]

帰国した大迫

五輪アジア最終予選C組 日本―バーレーン

(3月14日)
 ロンドン五輪アジア最終予選を戦っているU―23日本代表は23日夜、マレーシアから帰国した。22日のマレーシア戦は4―0で大勝。シリアがバーレーンに敗れたためC組の1位に浮上した。3月14日のバーレーン戦(国立)で引き分け以上なら1位通過が決定するが、FW大迫勇也(21=鹿島)が予選2度目の警告で出場停止となった。日本サッカー協会は海外組をできる限り招集する意向だが、復調を示していたエースの離脱は大きな痛手となりそうだ。
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 微妙な判定は原口のゴール直後の後半11分だった。大迫は後半1分の相手DFとの競り合いの着地で頭を強打。意識がもうろうとしたままプレーを続けていたが、3点リードに広がった瞬間にピッチに座り込み、遅延行為とみなされた。結局、脳振とうで後半14分に途中交代し、試合後に病院に直行。診断は異常なしだったが、宿舎に戻ると想定外の裁定(警告)を告げられた。

 大迫は昨年6月の2次予選クウェート戦でも警告を受けており、3月14日のバーレーン戦は累積警告2枚で出場停止となる。凱旋した羽田空港では「点を取れたのは良かったが、次に出られないのは残念。一番緊張感のある試合に出たかった。(バーレーン戦は)みんながやってくれると思う」と前を向いたが、前半44分に最終予選初ゴールを決めるなど調子は上向いていただけに、無念の結果となった。

 予選C組首位に返り咲き最終戦に引き分け以上で本大会出場が決まるが、エース不在で迎える最終戦は楽な戦いではない。関塚監督は「大迫は意識がなかった時の残念なイエローですけど、次はみんなでサコ(大迫)の分も結果を残して勝ちたい」と一致団結を厳命した。

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