酒井　快勝へ点火弾！原口弾もアシスト「結果出せた」

前半、先制ゴールを決める酒井

五輪アジア最終予選Ｃ組 日本４－０マレーシア

（2月22日 クアラルンプール）
　酒井が４発快勝の立役者になった。試合後、関塚ジャパンが誇る不動の左サイドバックは９０分動き回った疲れを見せることなく「サイドバックだけど点を取りたかった。攻めていこうと思ったので、結果が出せてよかった」と目を細めた。

　先制弾でチームを勢いづけた。前半３５分、東のスルーパスに中央で抜け出した原口が相手ＤＦに激しく体を寄せられた。右サイドを一気に駆け上がってきた酒井はこぼれ球を奪うと、右足でゴールに流し込んだ。「詰めていたらこぼれてきた。あれは（原口）元気のゴール」と謙遜したが、今予選初ゴールでエンジンは全開。後半１０分には素早い反転で相手ＤＦを振り切ると、左サイドからのクロスで原口のゴールをアシストした。

　ＦＩＦＡの公式サイトが選ぶ２０１２年注目の若手選手の１人。“日本のダニエウ・アウベス（バルセロナ）”と称され、ＡＣミランやハノーバーが熱視線を注ぐ逸材。ロンドン五輪は世界に羽ばたくために欠かせない舞台だ。残すはホーム・バーレーン戦のみ。「僕たちは勝つしかない」と言い切った。