ＭＦ森岡　スタメン争いに名乗り！ＦＣソウルから２得点

ＦＣソウルと練習試合で２得点した神戸のＭＦ森岡

　鹿児島キャンプ最終日を迎えた神戸は１４日、国分陸上競技場でＦＣソウルと練習試合を行い、３―２で勝利した。レギュラークラス同士の対戦でアピールしたのがＭＦ森岡亮太（２０）だ。１本目の２１分にこぼれ球を押し込んで先制すると、その７分後には左サイドのＤＦ林から受けたクロスを中央で合わせて追加点を挙げた。「レギュラーを取るためにやりたい」と、実力者揃いの中盤のスタメン争いに割って入る意気込みを見せた。

　プロ３年目のアタッカーは、高校選手権で準優勝した久御山高の出身。同校で目指したバルセロナのサッカーに憧れ、プロ１年目から自費でスペイン語のレッスンに通うなど向上心に満ちている。このオフの１月には、クラブに仲介を求めてスペイン２部リーグＢのオスピタレットに３週間の練習参加を敢行。「意識の部分で変わりました」と成果を口にする。

　この日は大久保との２トップで先発したが、中盤もこなすなど攻撃センスが持ち味だ。ＭＦ野沢らライバル加入にも「サッカー自体が楽しくできそうだと思いました」と歓迎。今季の神戸は、大補強だけでなく生え抜きの若手の活躍にも注目だ。