Ｕ―２３のＪ開幕前からの合宿計画　反対しづらい理由

５日のシリア戦で痛い黒星を喫し、うなだれるＵ－２３日本代表イレブン

　Ｕ―２３日本代表が、アジア最終予選最終戦バーレーン戦（３月１４日、国立）の直前合宿をＪ１リーグ開幕前から開始する可能性が高まった。

　Ｕ―２３日本代表には所属クラブで主力になっている選手も多く、リーグ開幕戦に出場できないとなれば各クラブには大打撃となる。それでも、ある在京クラブの関係者が「五輪に出場できるかどうかはサッカー界にとって重要。人気面を含めたサッカー界全体の発展を考えれば協力せざるをえない」と話すなど反対しづらい事情もある。

　日本協会は既に強化幹部を九州に派遣し、各地でキャンプ中のクラブに水面下で協力を要請している。終了間際の失点で敗れたシリア戦の痛恨の黒星の余波で、各クラブは開幕戦の構想の変更を余儀なくされそうだ。