２カ月間「何もしていなかった」新潟　ぽっちゃりＦＷに減量指令

脂肪を燃焼させようと必死にフィジカルトレーニングに励むアラン・ミネイロ

　高知キャンプ中のＪ１新潟の“ぽっちゃり系ＦＷ”アラン・ミネイロ（２４）にダイエット指令が下された。２日の高知市春野総合運動公園陸上競技場での練習後、アランは体幹トレーニングに取り組む選手たちを横目に一人でランニング。２部練習を行った３日も、午前のフィジカルトレーニングではペース走をこなし、他の選手がストレッチを行っている間に腹筋を繰り返すなど涙ぐましい努力を続けている。

　ベスト体重は７９キロだが「新潟に来るまで６０日間は何もしていなかった」とあって、先月２２日の来日時は７キロオーバーの８６キロ。現在８３・４キロとダイエットの効果は現れているが、黒崎久志監督（４３）は「トゥッコ（フィジカルコーチ）が走るように指示しているし、彼に必要なのは（脂肪）燃焼系のトレーニング」とさらなる努力を求めた。この日初めてのシュート練習も「寒くて体が動かなかった」と本領を発揮できなかったアランは「開幕までにはベストに戻したい」。３月１０日までに４キロ以上の減量が必要だ。