×

ハーフナー 途中出場で初ゴール!ヘッドで決めた

[ 2012年1月29日 06:00 ]

PSVアイントホーフェン戦でゴールを決めるフィテッセのハーフナー・マイク

 フィテッセの日本代表FWハーフナー・マイク(24)がオランダ移籍後初ゴールを決めた。27日にアウェーで行われたPSV戦に後半36分から途中出場。出場3分後に右サイドからのクロスに反応してヘディングでネットを揺らした。試合は1―3で敗れたが、オランダデビューから2戦目で結果を出して定位置獲得を猛アピール。ザックジャパンのエース候補が新天地で上々の滑り出しを見せた。

 2点ビハインドの後半39分。MFイバラのクロスは相手DFの足に当たってふわりとゴール前に上がった。ハーフナーはマーカーがボールの行方に気を取られた隙を見逃さず、死角からゴール前に走り込みヘッド。「相手は完全にボールしか見てなかった。まあ、ラッキーだろうが、1点は1点ですからね」。デビューから2戦目で新天地での初ゴールを決めた。

 22日のNEC戦に続く2試合連続の途中出場。後半36分からピッチに立ち、出場3分後に結果を出した。チーム合流から3週間以上が経過し、徐々にチームメートの特徴もつかんでおり「個人的には全然、スタメンでやれると思う」と強気。その上で「今は我慢の時期。ベンチだろうがスタメンだろうが、試合に出たら結果を残せるように頑張るだけ」と与えられた役割に集中していた。

 上位キラーぶりは健在だった。相手は首位争いを演じる強豪PSV。甲府に所属した昨季、柏、名古屋、G大阪のJリーグの上位3チームとの全6試合で計7得点を記録していたハーフナーは「オランダでもそういう(強豪)チームからしっかり取れるように頑張りたい」と力を込めた。

 初得点が生まれた節目の一戦を終え、31日にはオランダ杯準々決勝へーレンフェーン戦が待つ。ハーフナーは「ここから、いつものようにどんどん点が取れればうれしい。マイペースに事が進めばいい」と前を向いた。試合後はオランダ語と英語を交えて地元テレビのインタビューに応じるなど順応性は抜群。欧州での成功へ向けて、確かな一歩を刻んだ。

続きを表示

2012年1月29日のニュース