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セホーン監督 シュート講座開く「ヘディングは叩け」

[ 2012年1月25日 06:00 ]

 石垣島で1次キャンプを張るG大阪のセホーン監督(61)が24日、就任後初めてグチをこぼした。体力強化メニューの一環としてゴールを使ったクロスシュート練習を初めて取り入れるも、GK直撃や枠を外す選手が続出。練習後に別メニュー調整の続く日本代表MF遠藤とFW川西を除く全員を集めて身ぶり手ぶり、10分間のシュート講座を開いた。

 「初めてだから成功率は低い。クロスによって難易度が高い時もある。だが自分のタイミングでボールを受けているにもかかわらずGKの正面に打っていた」と指揮官。ヘディングについても現役時代に空中戦に強かった呂比須ヘッドコーチを引き合いに「地面に叩き付けろ」と指導した。

 ただ昨季のG大阪はリーグ最多78得点を奪うだけではなく決定率も19・6%でリーグトップ。2位の柏とは3%も空けている。J屈指の決定力を誇っていても、名門サンパウロFCなどを指揮したセホーン監督の目には物足りなく映ったのか。最後には「反復トレを入れて、その成功率を見ながら成長を確かめたい」とニヤリ。「セホーンイズム」が浸透すれば今季のG大阪はより緻密なチームとなりそうだ。

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2012年1月25日のニュース