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清武 紅白戦で回復アピール!!シリア戦「絶対勝つ」

[ 2012年1月23日 06:00 ]

紅白戦で山崎の得点に絡むクロスを上げる清武(左)

U―23代表候補グアム合宿

 U―23日本代表候補のグアム合宿最終日の22日、発熱の影響で出遅れていたMF清武弘嗣(21=C大阪)が紅白戦(25分×2)の2本目に右MFで出場した。左クロスでゴールの起点になるなど落ち着いたプレーを披露。順調な回復をアピールした。チームは同日、成田着の航空機で帰国。23日に2月5日のロンドン五輪最終予選シリア戦(ヨルダン)のメンバーが発表される。

 頼もしいエースが戻ってきた。紅白戦2本目の26分、清武は右サイドでパスを受けると冷静にボールを持ち直し、左足でクロスを蹴り込んだ。ファーサイドのFW永井が頭で折り返すとFW山崎が押し込む形でゴールを決めた。5分にはDF酒井のパスをヒールで折り返し、FW山崎のシュートを演出。試合勘の鈍りを感じさせないボールさばきで、攻撃の流れをつくり出した。

 「(練習は)バリバリやれてます。不安もなくゲームに入れたし、崩せた場面もあった。充実した試合だった」。14日に発熱したため3日遅れての現地入りだったが、短期間で遅れを取り戻して復活をアピールした。

 右サイドでコンビを組んだ酒井が「ためをつくってくれるのでやりやすい」と話せば、ボランチで清武をサポートした東は「いつも通りやれていた」と清武に違和感がないことを認めた。1トップのFW永井も「サイドの攻撃が機能した」と満足げだった。関塚監督は「最終日に紅白戦で合流できればと思っていた。計画通り」とひと安心だった。

 23日にはシリア戦のメンバーが発表され、25日には直前合宿地のドーハに向けて出発する。発熱が続いた際にはシリア戦の出場が危ぶまれていたが、この日で全ての問題が解消された。「シリア戦、勝ったらデカい。絶対勝つ。勝って五輪出場権に王手をかけたい」。エースの視線の先にあるのは、シリア戦の勝利だけだ。

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