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メッシ 特別な3年連続受賞 残すは代表でのタイトル

[ 2012年1月11日 15:39 ]

3年連続でサッカーの世界年間最優秀選手に輝き、表彰式でトロフィーを手にウインクをするメッシ

 アルゼンチン代表FWメッシ(バルセロナ)が2009年から3年連続で国際サッカー連盟(FIFA)世界年間最優秀選手の称号を手にし、サッカー史に残る金字塔を打ち立てた。スイスで表彰された24歳のスーパースターは「3回目も、初めての受賞と同じくらいうれしい」と喜んだ。

 1991年に始まったFIFAの最優秀選手はロナウド(ブラジル)が96、97、02年の3度受賞したが、3年連続はいなかった。56年開始のバロンドールはプラティニ(フランス)が83年から3年連続で輝いたが、選考対象が欧州選手に限られた時代だった。バロンドールでは、クライフ(オランダ)、プラティニ、ファンバステン(オランダ)に続いて4人目の3度の受賞者となったが、メッシの“3連覇”は特別だ。

 08年に就任したグアルディオラ監督とともに16大会で13冠を達成してきたメッシは、受賞会見で「タイトルなしではここにはいない」とチームメートへの感謝を述べた。投票3位でチームメートのシャビ(スペイン)には「彼はスペイン代表でも全てを手にしている。この賞は彼にささげたい」と賛辞を送った。

 バルセロナであらゆるタイトルを獲得したメッシだが、代表では結果を出せず「代表では輝けない」と母国で批判を受けている。一昨年のワールドカップ(W杯)ではベスト8でドイツに完敗し、自国開催した昨年の南米選手権では優勝を逃した。クラブの活躍からは「メッシ時代」がしばらく続きそうだが、残すは代表でのタイトルだ。「代表でもタイトルを取りたい」と意欲を見せた。

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