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市船橋9大会ぶり5度目V!四中工との延長死闘制した

[ 2012年1月9日 16:30 ]

第90回全国高校サッカー選手権で5度目の優勝を果たし喜ぶ市船橋イレブン

 全国高校サッカー選手権決勝が9日、東京・国立競技場で行われ、市船橋(千葉)が延長戦にもつれこんだ死闘を2―1で制し、四日市中央工(三重)との名門対決に逆転勝ち。9大会ぶり5度目の全国制覇を果たした。千葉県勢では第86回大会の流通経大柏以来の頂点。得点王はこの試合で先制点を挙げ、全6試合でゴールした四日市中央工の浅野が7点で輝いた。

 四日市中央工は前半1分、最初のセットプレーから先制。右CKをDF西脇がヘッドで落とし、FW田村翔がシュート。これはGKに阻止されたが、こぼれ球をFW浅野が右足でゴールに蹴り込んだ。浅野は6試合連発で今大会7得点目。四日市中央工はその後も主導権を握り、好機をつくったが追加点を奪えず、1―0で前半を終えた。

 後半、ボールを支配した市船橋は再三相手ゴール前に攻め込む。同28分にはMF杉山のドリブル突破からFW岩淵がシュートを放ったが、わずかにゴール左に外れた。それでも後半ロスタイム、猛攻が実ってついに同点に。右CKのこぼれ球をゴール前の混戦から主将のFW和泉が押し込んだ。1―1で延長戦に突入。

 前後半10分ずつの延長戦では、両チームともに決定的な場面をつくる。前半には四日市中央工の浅野がループ気味のミドルシュートも、GKの好セーブに阻まれた。市船橋は延長後半5分、主将のこの日2点目のゴールでついに勝ち越し。右サイドからパスを受けた和泉がペナルティーエリアで落ち着いてDFをかわすと、右足でシュート。ボールはGKの手をかすめ、ゴール左上に突き刺さった。

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