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主将が出場停止…四中工、田村翔「国さんの分まで」

[ 2012年1月9日 06:00 ]

練習を見つめる(左から)四中工・樋口監督、浅野、田村翔

全国高校サッカー選手権決勝 四日市中央工―市船橋

(1月9日 国立)
 四日市中央工は攻撃力が持ち味のチームらしく約2時間のほとんどをシュート練習に費やした。入念に繰り返したのが球を奪ってからの展開。自陣から素早く縦に送りシュートに持ち込むパターンを確認した。樋口監督は「フィジカル勝負では勝機はない。速くボールを動かさないといけない」と狙いを説明した。

 優勝の鍵を握るのは6得点でランクトップに並ぶ浅野、田村翔の2年生コンビだ。12月の練習試合では市船橋に1―2で敗れたが、その試合で1得点した浅野が「自分たちのサッカーはできた」と言えば、田村翔も「スピードには自信がある。対応されても1タッチ、2タッチで崩せる」と自信を見せた。

 国吉主将が警告累積で出場停止となるが、田村翔は「国さんの分まで、みんなで一体となって戦いたい」と誓った。帝京と同時優勝だった91年度大会で主力だった元日本代表FW小倉隆史氏(スポニチ本紙評論家)も応援に駆けつける予定。先輩の後押しも受けて初の単独優勝を目指す。

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2012年1月9日のニュース