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大分 守りに徹するも…痛すぎた攻守の要上野の不在

[ 2012年1月8日 06:00 ]

<大分・市船橋>市船橋に敗れガックリの(左から)大分・梶谷、武生、馬場、清家、佐保、若林

全国高校サッカー選手権準決勝 大分1-2市船橋

(1月7日 国立)
 決勝を前に「赤い旋風」が止まった。大分攻守の要のMF上野を欠き、準々決勝まで4試合で17得点の超攻撃型チームが、勝つために守備に徹した。だが2点を失い、残り25分を切って総攻撃に転じたが、守りを固める相手を崩せず、CKからDF清家が頭で一矢を報いるのが精いっぱいだった。
【試合結果】

 県内には日本代表MF清武を輩出したJ2大分U―18が君臨する。個々では劣る面はあっても、朴英雄監督は「ゲームは運営。弱いチームでも(やり方次第で)強くなれる」と組織力で補ってきた。快進撃は、かつて韓国陸軍で150人の中隊を率いた指揮官の組織マネジメントの証明だった。大分県勢で初めて手にしたメダルは銅色。「一生の宝物にしたい」と主将のDF若林。笑った目に、もう涙はなかった。

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