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宮市 1年生得点王を宣言!兄に続き世界へ羽ばたく

[ 2012年1月5日 06:00 ]

中京大中京の宮市は、練習中に笑顔を見せる

全国高校サッカー選手権準々決勝 中京大中京―四日市中央工

(1月5日 駒沢)
 堂々のタイトル獲得宣言だ。第90回全国高校サッカー選手権は5日、埼玉スタジアムなどで準々決勝4試合が行われる。初の8強入りを果たした中京大中京(愛知)は同じ東海勢の四日市中央工(三重)と対戦する。3回戦で2得点を挙げたFW宮市剛(1年)は、中京大中京OBの兄・亮(19=アーセナル)に続いて世界へ羽ばたくためにも大会得点王を目指すことを誓った。

 まだ伸びているという1メートル85の体格と同様に、目標も大きく掲げた。1年生エースFW宮市は3回戦済美戦で2得点を挙げてチームを8強に導いた。

 ここまで大会2勝、同2得点でともに尊敬する兄・亮(0勝、1得点)の選手権記録を超えた。次の照準は現在4得点で4人が並ぶ得点ランクトップの座。この日、都内でランニングを中心に約1時間半の調整を終えた宮市は「1年生ですけど得点王を狙っていきたい」と力強く宣言した。

 チームで初の全国制覇を目指すと同時に、個人としてもタイトルを獲りに行く。モチベーションは、兄に続いて世界へ飛躍したいという思いだ。昨年3月には当時、兄が期限付き移籍していたフェイエノールト(オランダ)の練習に参加して大きな刺激を受けた。卒業後の目標は「もちろん海外でやりたい。そのためにもどんどんアピールをしたい」。ゴールを積み重ねて得点王という目にみえる実績を残すことが、海外のクラブからの獲得オファーにつながると信じている。

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