武蔵　得点王は譲らない！野球で全国Ｖ正田先輩の再現を

シュート練習で軽快な動きを見せる桐生一の鈴木武蔵（中央）

全国高校サッカー選手権準々決勝 桐生一―尚志

（1月5日 埼玉）
　国立切符を懸けた尚志との準々決勝を翌日に控え新潟入りが内定している桐生一（群馬）のＦＷ鈴木武蔵があらためて得点王奪取を宣言した。今大会は２試合４得点でランク首位タイ。さいたま市内のグラウンドで約１時間半の練習を終え、現在２得点の中京大中京のＦＷ宮市が得点王争いに名乗りを上げたことを聞くと「そこだけは譲れません」と語気を強めた。

　全国を制した大先輩がいる。９９年夏の甲子園で優勝した桐生一野球部ＯＢの正田樹投手（ヤクルト）だ。韮川西小、太田北中と小中高が全て同じ。小学生のころ正田が母校を訪問したことを覚えており「全国で優勝した凄い人だというのは知っていた」という。競技は違うが「優勝しか考えていない。自分たちの攻撃は通用するし、僕自身も“持ってるな”と感じているので」。先輩と同じように高校スポーツの頂点を極めるつもりだ。

　▼ヤクルト・正田　アルビレックスに入団が決まったときのスポニチの紙面を読んで、彼のことを知りました。全国８強ですよね。小中高の後輩ですからいつも気にしながらテレビを見ているし、頑張ってほしい。