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長谷部効果だ!“心を整えた”市船・和泉 残り5分で逆転2発

[ 2012年1月3日 06:00 ]

<長崎日大・市船橋>後半ロスタイム、決勝ゴールを決め歓喜のポーズを見せる和泉

全国高校サッカー選手権第3日 市船橋2―1長崎日大

(1月2日 市原臨海)
 市船橋のMF和泉主将が残り5分で2発を決め、母校を逆転勝利に導いた。1点を追う後半36分、ゴール前左でボールを受けると、「迷わずニアサイドを狙いました」と左足を振り抜き同点。後半41分にはFKからの折り返しを右足で押し込んだ。「逆転できて良かった。目標は得点王」と和泉。優勝した昨年の全国高校総体で得点王を獲得した決定力を披露した。

 試合当日の朝にメンバー外の3年生の名前が書かれたキャプテンマークを渡されるサプライズがあった。「自分を殺してでも、みんなのためにやらないと、と思った」。朝岡監督も「(以前は)個人主義だったが、今は自覚を持って声掛けしてる」と点取り屋としてだけでなく主将としての働きも評価する。目標の主将像は日本代表の長谷部。「まとめるのがうまい」。長谷部の著書「心を整える。」もチェック済みで「心と頭を整理することは大事。次に向けてしっかり準備します」。清水商との大一番に向けて心身を整える。

 ▼長崎日大・亀田監督 得点は水物。相手の10番(和泉)は要注意だと思っていたけど、修正できなかったのは自分の力量。

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2012年1月3日のニュース