×

「距離感バラバラ」3戦連続0―4負け…若さ露呈した急造布陣

[ 2011年12月31日 09:34 ]

 【2011年清水総括(2)】藤本(名古屋)、兵働(柏)ら主力の多くがチームを離れ、今季の清水はメンバーがガラリと変わった。開幕戦は柏に0―3で敗れて最下位発進。「もう少しやれると思っていた。さすがに焦った」とDF岩下敬輔(25)は振り返る。開幕6日後に起こった東日本大震災の影響で、リーグ戦は1カ月半中断。アフシン・ゴトビ監督(47)はこの期間も日本に残り、チームの“突貫工事”を敢行。オランダ遠征も決行し、名門・アヤックスと親善試合を戦った。

 リーグ戦が再開されると、チームは勝ち始めた。6月26日の仙台戦はアレックス・ブロスケ(28)の決勝点で首位・仙台に初黒星をつけ、7月16日の新潟戦はMF小野伸二(32)FW高原直泰(32)の初アベック弾で2―1と逆転勝ち、6位に浮上した。

 しかし、7月23日のC大阪戦、同30日の広島戦、8月6日の新潟戦とアウェーで3連敗。スコアはすべて0―4だった。DF平岡康裕(25)は「それまでも紙一重の試合ばかりだったが、あの3連敗中のビデオを見ると距離感がバラバラで、選手がサボっているのが明確。疲れていた」。

 経験の少ない若手を起用した不安材料が夏場になって出てきたためだった。

続きを表示

2011年12月31日のニュース