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ヒデ 被災3県の子どもたちにジャージー手渡し

[ 2011年12月24日 19:41 ]

寄贈した練習用ジャージーを着る子どもたちと記念写真に納まる中田英寿さん

 岩手、宮城、福島の被災3県で学校や地域などのサッカーチームに所属している子どもたちに、サッカー元日本代表の中田英寿さんから練習用ジャージー3655人分が贈られた。中田さんは24日、福島県相馬市の市立磯部中学校に駆け付け、直接手渡した。

 同校2年のサッカー部員で、市内の仮設住宅で父親と2人暮らしの宍戸亮君(14)は津波で母親と祖母を亡くした。同級生の部員2人も犠牲に。「練習着は流されてしまった。これを着てサッカーしたいです」と喜んだ。

 即席のサイン会も行った中田さんは「人生で厳しいことはたくさんあるが、頑張るきっかけになればいいと思う」と話した。

 中田さんが海外での慈善試合で募った寄付金を元に、中田さんが代表理事を務める財団法人「テイクアクションファウンデーション」と日本赤十字社が主催。22日は岩手県、23日は宮城県向けに寄贈された。

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2011年12月24日のニュース