岡田氏　文科省五輪対策チーム実行委員長辞任へ

　サッカー前日本代表監督の岡田武史氏が、来年のロンドン五輪に向けて設置された文部科学省の五輪対策専門家チーム「タスクフォース」の実行委員長を辞任することが２４日、文科省幹部の話で分かった。中国スーパーリーグ、杭州緑城の監督に就任したためで、後任には日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の福田富昭副会長が就く見通し。

　タスクフォースは国の新たな強化支援策として４月に本格始動したが、１年足らずで責任者が交代となった。文科省幹部は「本人から辞任の届けがあり、近く正式に受理する」と述べた。

　岡田氏は昨年のワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会で日本をベスト１６に導いた手腕を評価され、ＪＯＣなどと連携して競技団体の声を強化策や予算編成に反映させる役割を期待されていた。