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横浜 PK戦制し3大会ぶり4強 名古屋は無冠で終える

[ 2011年12月24日 16:12 ]

PK戦で名古屋を破り、大喜びのGK飯倉(中央)ら横浜イレブン

天皇杯準々決勝 横浜0―0(PK4―3)名古屋

(12月24日 瑞穂陸)
 横浜がPK戦の末名古屋を下し、88回大会以来3大会ぶりの4強進出を決めた。

 GK飯倉にとって「プロでは初」というPK戦だったが「徐々に読みが一致してきていた。自分のペースで駆け引きできたし、楽しかった」と、名古屋の4人目、吉村のキックを見事にストップ。「相手が蹴るまで動かない。ゴールが大きく見えるから、最初から構えない」など、元日本代表の松永GKコーチの教えも生かした。

 名古屋はDF闘莉王、FWケネディら主力を負傷で欠くのに加え、DF田中が出場停止。中2日という過密日程も響き、延長戦120分で得点を奪えず、2戦連続となったPK戦を制することができなかった。昨季J1王者は今季無冠で公式戦を終えた。

 アジア・チャンピオンズリーグ出場を目指す横浜は、残されたタイトルの天皇杯優勝にあと2勝と近づいた。木村監督は「天皇杯を取るという気持ちが前面に出た。よくやった」とたたえた。

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