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インテル長友2アシスト!!2011年ド派手締め

[ 2011年12月23日 06:00 ]

<インテル・レッチェ>オッド(左)のスライディングタックルをかわしクロスを入れる長友

セリエA・第1節 インテル・ミラノ4―1レッチェ

(12月21日)
 ストライキで延期されていた第1節の8試合が21日に行われ、インテル・ミラノのDF長友佑都(25)がホームのレッチェ戦に左サイドバックでフル出場。イタリアで自身初となる1試合2アシストの活躍で4―1の快勝に貢献した。チームは4連勝で5位に浮上。リーグ戦は冬季中断期間を挟んで来年1月7日に再開される。

 ボールが足に吸い付くようなタッチ、切れ味鋭いドリブルは明らかにワールドクラスだった。2―1の後半28分。左ゴールライン際で相手選手と1対1になると、右足で左へボールを出し、すかさず左足で切り返した。“ダブルタッチ”と呼ばれる技で相手とラインのわずかな隙間をすり抜けてパスを送りMFカンビアッソの得点を生んだ。

 「冷静に周りを見ながら良い判断で勝負した結果、最高のアシストができた。2つともそう思う」。自画自賛したスーパーアシストはもう一つあった。後半36分には、左サイドで一度は相手に倒されながら起き上がって突進。今度は三浦知良(J2横浜FC)ばりの“シザーズ”フェイントを1回入れて相手をかわして左足でクロス。MFアルバレスの初ゴールを演出した。

 チームは今季初の4連勝で今季最高の5位に浮上したが、けん引車は最近4試合で2得点2アシストの長友だ。「しっかりチームを立て直して来年に向かっていける。後半戦も自信を持って戦いたい」。右肩脱臼、右ふくらはぎ痛を乗り越えてひと回り成長した長友がさらなる高みを目指す。(ミラノ・神尾光臣通信員)

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2011年12月23日のニュース