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G大阪ウルトラCプラン 呂比須氏「総監督」で指揮も

[ 2011年12月15日 14:01 ]

 G大阪の次期監督として基本合意に達している呂比須ワグナー氏(42)が日本サッカー協会の外国人指導者資格審査で審議されていることが14日、判明。仮に監督としての承認が得られなくても、クラブはウルトラCプランを検討し、同氏がチームを指導する可能性が高いことが分かった。

 複数の関係者によると総監督、もしくは全権委任のヘッドコーチ就任案があるという。呂比須氏は05年にブラジルで指導者のキャリアをスタート。だがJリーグの監督就任基準であるS級ライセンスとブラジルの指導者資格は互換性がなく、両者に明確な規約もない。この日、金森社長は「協会の規約を見せてもらっている。粛々と準備を進めており、ボクは問題ないと思っている」と話したが、万が一の場合も想定している。

 過去には99年にS級ライセンスを保持していなかった李国秀氏が東京Vの総監督を務めた例がある。04年の神戸では加藤寛氏を監督に据えながらもS級ライセンス未取得の松山博明氏が「通訳」の肩書で指揮したこともある。いずれにせよ「クラブを挙げて問題を解決していきたい」とチーム幹部。サッカー協会と粘り強く審議を続けながら、最悪の事態を防ぐ予防線も張っていく。

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2011年12月15日のニュース