柏　悲願の初優勝！史上初となる「昇格即」の快挙

サッカーＪ１で初優勝を果たし喜ぶ柏イレブン。Ｊ１復帰１年目での制覇は史上初の快挙

Ｊ１第３４節 柏３―１浦和

（12月3日 埼玉）
　Ｊ１最終節の３日、首位の柏はアウェーで浦和と対戦し、３－１で逃げ切った。勝ち点を「７２」と積み上げ、念願の初優勝。昇格初年度の優勝という史上初の快挙を成し遂げた。

　勝てば無条件で悲願達成となる柏は序盤から猛攻。同２９分、ＭＦレアンドロ・ドミンゲスのシュートは左ポストに嫌われるが、ＭＦジョルジ・ワグネルが、そのこぼれ球を左足で振りぬいて待望の先制点。同３８分にＭＦは右ＣＫから、ゴール前に落ちたルーズボールをＤＦ橋本がオーバーヘッド。前半を２－０とリードして折り返した。

　後半８分、浦和のＭＦ柏木にヘディングシュートで１点差に詰め寄られ、その後も再三ゴール前に迫られたが追加点は許さず。逆に、同３１分にＭＦ茨田のミドルシュートがＧＫのミスを誘って３点目。終了の笛を聞くと、ピッチ上で歓喜の輪を作った。選手、スタッフと抱き合い「最初から（優勝を）目指して準備してきた。いるべきところで最後に終わることができた」と胸を張ったネルシーニョ監督。「日々の練習、試合で全力で努力し続けてくれたおかげ」と最後まで選手をねぎらっていた。

　▽森田健作千葉県知事の話　Ｊ２から勝ち上がった昇格１年目の優勝は、監督、選手、チームスタッフ、サポーターたちがチームスピリットで勝ち取ったものだ。地元柏はもとより、千葉県全体に感動と元気を与えてくれた。