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INAC アーセナルと引き分け 先制も追いつかれる

[ 2011年11月30日 21:36 ]

<INAC神戸・アーセナル>後半、先制ゴールを決めたINAC神戸・池笑然(7)

 東日本大震災の復興支援を目的としたサッカー女子の慈善試合は30日、東京・国立競技場で行われ、プレナスなでしこリーグを初制覇したINAC神戸が今季新設のイングランド女子スーパーリーグ覇者のアーセナルと1―1で引き分けた。

 INAC神戸はワールドカップ(W杯)で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」の沢らを軸に持ち味のパスサッカーで攻め立て、後半25分に川澄のパスから韓国代表の池笑然が先制した。しかし、W杯の日本戦で得点を奪ったイングランド代表のヤンキーとE・ホワイトを中心に反撃され、同33分に途中出場のビーティーに同点ゴールを決められた。

 最優秀選手にはINAC神戸の池笑然が選ばれた。

 ▼星川敬・INAC神戸監督の話 こういう経験は何物にも替え難い。ボール保持で世界一と思っているプライドは示せたが、引き分けたのはチームの課題。なでしこリーグではミスが致命傷にならないが、世界では今日のような結果になる。

 ▼近賀の話 (ヤンキーとの対決について)いい状態でボールを持つと高い個人技がある。沢さんや甲斐選手ら周囲との連係でうまく対応できた。

 ▼ハービー・アーセナル監督の話 INAC神戸は素晴らしいサッカーをしていた。素晴らしいスタジアムの大観衆の前で、好チームと試合をして、チームの今の力を確認できた。大成功の一日になった。

 ▼小倉純二・日本サッカー協会会長の話 良い試合を見せてくれた。女性の試合で国立に1万1000人以上の人が入るなんて今までなかった。世の中、変わったなと思う。

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