×

浦和残留“ほぼ”確定 得失点差17リード

[ 2011年11月27日 06:00 ]

<福岡・浦和>前半ロスタイム、同点ゴールを決めた柏木(中)は鈴木に祝福される

J1第33節 浦和2―1福岡

(11月26日 レベスタ)
 苦しみ抜いたどん底のシーズンに、最後は自分たちでけりをつけた。浦和は、すでに来季のJ2降格が決まっている福岡に苦戦を強いられながら、敵地で2―1の逆転勝利。勝ち点6差に開いた16位・甲府が27日の新潟戦、12月3日の大宮戦に連勝して勝ち点で追いついたとしても、現時点で得失点差は17もの開きがあり、浦和のJ1残留は事実上決定した。甲府が新潟戦で引き分け以下なら、その時点で残留となる。

 1点を追う前半47分、MF柏木がこぼれ球を執念で押し込んだ。8月20日の甲府戦(国立)以来、約3カ月ぶりのゴールに「レッズに来てからのベストゴール。すっごい緊張して前半で足がつったけど、ほぼ達成感がある」と安どの表情を見せた。堀監督は試合直前に「超強気!」「超集中!」の言葉で選手を送り出し、柏木は「スーパーサイヤ人の気持ちで臨んだ」とチーム一丸での“気持ちの勝利”に胸を張った。

 試合後、「涙?いや、汗です」と言いながら目を真っ赤にして関係者との握手を繰り返した山道GM代行は「堀監督や選手に非常に感謝している。もう1度レッズが輝くために努力したい。レッズを安定化させるように道筋をつけたい」。MF梅崎の目にも熱いものが込み上げていた。アジア王者、世界3位からわずか4年で味わった残留争い。来季からは再び黄金期を築く戦いが始まる。

続きを表示

この記事のフォト

2011年11月27日のニュース