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酒井宏から大津首位弾だ!!V目前チームから刺激

[ 2011年11月27日 06:00 ]

<U22日本代表練習>酒井宏とのコンビで2戦連続ゴールを狙う大津

ロンドン五輪アジア最終予選 日本―シリア

(11月27日 国立)
 “柏ホットライン”で首位奪取だ。U―22日本代表は27日、ロンドン五輪アジア最終予選でC組首位のシリアと対戦。26日は試合会場の国立競技場で公式練習を行った。宿舎で柏―C大阪戦をテレビ観戦した柏のDF酒井宏樹(21)と元柏のFW大津祐樹(21=ボルシアMG)は、首位を堅持して優勝に近づいた“同僚”の頑張りを刺激に、全勝対決の大一番に臨む。

 「気合を入れていけよ!」という関塚監督の号令でスタートした公式練習。シリアとの決戦を前に気合十分のイレブンの中でも、特に気持ちが入っていたのが酒井宏と大津だった。その理由は柏の試合。同部屋の2人は、都内の宿舎を出発するギリギリまでテレビ観戦してMFレアンドロ・ドミンゲスの同点弾に喜びを爆発させた。

 「1点取られてから点を取り返して、酒井と2人で抱き合った。サポーターかってくらい盛り上がった。勝ち点1を取って優勝に近づいたのは凄くうれしい」と大津は7月まで一緒にプレーした仲間の活躍に興奮を隠せなかった。

 次は自分の番だ。大津にとって国立は「思い出の地」。7月23日の鹿島戦後に退団セレモニーが行われ、ゴール裏のサポーターへ「ドイツで結果を残してお礼がしたい」と涙ながらに別れを告げた。あれから4カ月。4部のリザーブチームからはい上がってブンデスリーガデビューを果たした。成長した姿をサポーターに披露する絶好の舞台に「結果にこだわる。ゴール、アシストと数字の残るプレーをしたい。イメージはできている」と22日の敵地バーレーン戦に続く得点を誓った。

 頼もしい“相棒”が柏で3年半一緒にプレーしたDF酒井宏だ。今季、柏でともにプレーした7試合は5勝1分け1敗と勝率7割を超える。酒井宏は大津の成長を「レイソル時代より強くなった。ボールを失わないし、起点をつくれる」と証言。1学年後輩との連係について大津は「あいつが縦に抜けたら逆サイドからゴール前に入る」と酒井宏の右クロスからシュートを狙うイメージはできている。チームを勝利に導けば首位に浮上する。さらに、次節に初優勝がかかる柏へのエールともなるはずだ。

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2011年11月27日のニュース