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頭魂宣言!!直輝、全勝同士の大一番先発へアピール

[ 2011年11月25日 06:00 ]

流血上等!丸山(左)と競り合う山田

ロンドン五輪アジア最終予選 日本―シリア

(11月27日 国立)
 27日のロンドン五輪アジア最終予選でシリアと対戦するU―22日本代表は24日、都内で練習を行った。2―0で勝利した22日の敵地バーレーン戦で負傷退場したMF山田直輝(21=浦和)はフルメニューを消化し、次戦もケガを押して出場することを宣言した。

 会場となる国立競技場では23歳以下となった92年バルセロナ五輪からアジア予選で16戦負けなし。2戦全勝同士の大一番に勝ってC組で首位浮上を狙う。

 ケガの影響を全く感じさせないプレーぶりだった。額の傷口に大きなテープを張った山田は、FW山崎、FW大迫が別メニュー調整する中でも元気に全メニューを消化。11対11のハーフコートゲームでは、MF登里に体を当ててボールを奪うなど本番さながらの激しいプレーで2試合連続先発へアピールした。

 「痛みはないし、ケガは特に問題ない。ヘディングはまだしてないが、試合の時は大丈夫だと思う。ぶつかって傷が開いたらその時ですから」

 予選初出場で先発した22日の敵地バーレーン戦で負傷交代。後半35分に倒れた際に相手選手に右の額を踏みつけられて流血し、試合中に控室で3針縫った。それでも後半22分には強烈なシュートを放ってMF東の追加点を呼び込むなどトップ下で存在感を示した。「これまで持ち味を出せていなかったが、一緒に勝ち点3を取れてやっとチームに入れたかな」と手応えをつかんだだけに、定位置奪取のチャンスをケガで逃すつもりはない。

 勝ち点、得失点差で並び総得点で日本を上回るシリアとの全勝対決は、予選の行方を大きく左右する。「直接対決に勝って、勝ち点で上回って上に行きたい」と山田。ケガに負けない司令塔が日本を勝利に導き、満員の国立に歓喜を呼ぶ。

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2011年11月25日のニュース